移行するときの注意事項 新しいバージョンは新しい機能を提供しますが、多くの既存のアプリケーションを破壊するという都合の悪い副作用もあります。このドキュメントはSwarmアプリケーションを更新する手順を示し、可能な限り厄介事をさけて素早く最新バージョンを使えるようにすることを目的としています。 このドキュメントには、Swarm 1.0.5以降のバージョンを移行するための例を詳しく紹介します。 1.0.5より前のバージョンから移行するときは、まず1.0.5 swarmdocsの互換性のセクションを参照して、それらの変更を順に実行してください。つまり、もしあなたがSwarm 1.0.3と互換性のあるアプリケーションを持っているなら、最初に1.0.3 => 1.0.4の変更、続いて1.0.4 => 1.0.5の変更を行い、その後でここに説明する変更を行ってください。以前のバージョンでの変更点の中には単に機能を下げるだけの変更もあり、さらに後のバージョンでその機能は使用不可になることもあります。この措置は、いくつかのリリースに渡って新しい機能の追加と古い機能の削除を段階的に調整するために行いました。したがって、ユーザは大変な面倒をかけてすべてのマイナーリリースに当たることはありません。 我々は、ほとんどのアプリケーションの変更がカバーされるようにしていますが、どのようにユーザがソフトウェアを利用してきたかを前もって知ることはできません。我々は、存在するあらゆるアプリケーションの変更が、ドキュメントにカバーされているかは保証できません。 文中の記号:
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Argumentsプロトコルが、objectbaseライブラリからdefobjライブラリに移動しました。Argumentsクラスからサブクラス化している場合は、Arguments_cからサブクラス化し、defobj.hヘッダファイルをインポートする必要があります。
ListShufflerクラスが、simtoolsライブラリからcollectionsライブラリに移動しました。collections.hをインポートしなければなりません。代替方法として、ListShufflerプロトコルに代えて、Collectionプロトコルのコレクションに新たなインデックス作成メソッド[beginPermuted: aZone]を使用できます。
Histogramプロトコルの-setLabels::と-setColors::メソッドには、それぞれ新たにcount: (unsigned)labelCountとcount: (unsigned)colorCount引数を与えなければなりません。したがって、たとえばmarketアプリケーションにあるMarketObserverSwarm.mの以前のコードは、
[useHisto setLabels: pred]; [useHisto setColors: predictorColors]; |
[useHisto setLabels: pred count: numPredictorsToShow]; [useHisto setColors: predictorColors count: numPredictorsToShow]; |