オブジェクト型、シンボル、メッセージでの命名と宣言には様々なルールがあり、Swarmライブラリの多くがそれに従っています。これらのルールは、ライブラリインターフェイスの基本的な一貫性を確立するのに役立ちます。ここでは、パブリックライブラリインターフェイスに適用されるそのような表記法を説明します。規則の中には、標準的なSmalltalkやObjective Cのコーディングの慣例に由来するものもあります。
グローバルオブジェクト定数名は大文字で表します。パブリックインターフェイスでは、そのような名前は型とシンボルを含みます。
複数の単語で構成される名前は、たとえば"GridTurtle"のように、それぞれの構成語の頭文字を大文字にします。普通はアンダースコアを使いません。
メッセージ名は小文字で始まり、動詞を使って命名します。たとえば"GridTurtleの向き"のように、オブジェクトの状態の取得や設定をする場合、その対象を表す名詞の前にgetやsetをつけて実行するアクションを示します。
Smalltalkでは、戻り値がないときはメッセージの受け手を返すという規則がありますが、基本的にはこれに従いません。特定の戻り値をメッセージから受け取る必要がなければ、戻り値の型は(void)と宣言します。