General

説明

defobjは、Swarm全体で使用されるオブジェクト指向プログラミングのスタイルをサポートします。defobjで定義するのは、オブジェクトの作成、ストレージの割り当て、エラー処理、デバッグサポートといったObjective C言語を使用するための独自のスタイルです。

マクロ

• DSIZE(type)

  
  引数として渡された型のオブジェクトに、10進桁数の保守的な概算を行います。ターミネータは含みません。signchar + roundup (log (10)/log(2) = 3.3219)。

• M(messageName)

  
  @selector()の略。

• MAKE_CLASS_FUNCTION_NAME

  Lispアーカイブのクラス作成関数を使用するための名前

• MAKE_INSTANCE_FUNCTION_NAME

  Lispアーカイブのオブジェクト作成関数を使用するための名前

• PTRFMT

  ポインタを表示するためのprintf形式のフォーマット

• deferror(name, message)

  
  Warningシンボルを作成し、初期化するために使用するマクロ

• defsymbol(name)

  
  シンボルの作成と初期化に使用するマクロ

• defwarning(name, message)

  
  Errorシンボルを作成し、初期化するために使用するマクロ

• globalZone

  グローバルオブジェクトを割り当てるためのゾーン

• initModule(module)

  
  モジュール初期化マクロ

• raiseEvent(eventType, formatString, args...)

  
  ソースのロケーション文字列を使って警告やエラーを発生するマクロ。

• scratchZone

  一時オブジェクトを割り当てるためのゾーン。

関数

• void _obj_formatIDString(char *buffer, id anObject)

  
  標準フォーマットでオブジェクトid文字列を発生させる関数(提供されているバッファ引数は、最高78文字まで収容可能です)

• void _obj_initModule(void *module)

  
  内部モジュール初期化関数

• id defobj_lookup_type(const char *name)

  
  defobj型のオブジェクトをオブジェクト名で検索します。

• void initDefobj(int argc, const char **argv, const char *version, const char *bugAddress, Class argumentsClass, struct argp_option *options, int (*optionFunc)

  
  アプリケーション情報、カスタムArgumentsクラス、オプショナル(またはNULL)の追加オプションw/処理関数を使ってdefobjを初期化します。

• id nameToObject(const char *name)

  
  テキストのポインタ記述からオブジェクトを取得します。

• Class objc_get_class(const char *name)

  
  コンパイラエラーを起こさずに、メッセージ受信者が@class宣言を使用できるようにするための宣言。

• void xexec(id anObject, const char *name)

  
  オブジェクトにメッセージを実行するためのデバッグ関数。

• void xfexec(id anObject, const char *name)

  
  コレクションの各メンバにメッセージを実行するためのデバッグ関数。

• void xfprint(id anObject)

  
  デバッグ出力ストリームに、コレクションの各メンバの記述をプリントします。

• void xfprintid(id anObject)

  
  デバッグ出力ストリームに、コレクションの各メンバのidをプリントします。

• void xprint(id anObject)

  
  デバッグ出力ストリームに、オブジェクトの記述をプリントします。

• void xprintid(id anObject)

  
  デバッグ出力ストリームに、オブジェクトのid文字列だけをプリントします。

• void xsetname(id anObject, const char *name)

  
  ディスプレイ名をセットします。

グローバル

id arguments

シングルトンArgumentsオブジェクト。

id hdf5Archiver

シングルトンHDF5 Archiverオブジェクト。

id lispArchiver

シングルトンLisp Archiverオブジェクト。

id <Symbol> t_ByteArray

割り当てブロックの既定の型デスクリプタ。

id <Symbol> t_LeafObject

割り当てブロックの既定の型デスクリプタ。

id <Symbol> t_PopulationObject

割り当てブロックの既定の型デスクリプタ。

id _obj_globalZone

globalZoneマクロの内部変数

id _obj_scratchZone

scratchZoneマクロの内部変数

BOOL _obj_debug

trueであればすべてのデバッグエラーチェックを行います。

FILE * _obj_xerror

エラーメッセージ用出力ファイル

FILE * _obj_xdebug

デバッグメッセージ用出力ファイル