コピー処理に際して、コピー元のオブジェクトの内容に何を含めるかを定義するためのオブジェクト型です。コピーされるオブジェクトと、コピーする際に参照するオブジェクトの"中身"として何が考慮されるかという点で、グローバルなルールはありません。つまり、いくつかのオブジェクトライブラリに見られるような、浅いコピー(shallow copy)や深いコピー(deep copy)という固定概念はありません。コピー後、元のオブジェクトから参照されている他のエレメントへのリファレンスが新しいオブジェクトに残る場合もあります。しかし、一般に新しいオブジェクトは、元のオブジェクトと共有される依存関係をできる限り少なくしています。copyメッセージを提供するすべてのオブジェクト型は、コピーされるオブジェクトに関するルールを記述しなければなりません。